介護予防と認知症ケア
なるべく身体を動かすことを習慣に。お客様の健やかな生活のために行っている、介護予防の取り組みと、認知症ケアについてご紹介します。
介護予防運動指導員による身体機能の維持・向上。
介護予防とは、要介護状態の発生をできる限り防ぐ、または遅らせることです。
ニチイホームでは、地方独立行政法人東京都健康長寿医療センターの介護予防プログラムを学び認定を受けた、いわば介護予防運動のエキスパートである介護予防運動指導員を原則各ホームに配置し、日々の生活の中で介護予防運動を推進して、お客様の身体機能の維持・向上に取り組んでいます。
また、介護予防主任運動指導員を中心とした自社養成体制を確立し、介護予防運動指導員の更なる増員を進めています。
介護予防運動の例
- 日常生活に必要な筋力を維持するための介護予防体操。
- 口腔機能(噛む飲む力)を維持するための口腔体操。
- 比較的身体機能の高い方には、トレーニングマシンを使用した専用プログラム。※一部ホーム
日常生活の中でも介護予防を。
介護予防とは、介護予防運動に限ったことではありません。
例えば、一日中お部屋の中だけで過ごすのではなく、リビング&ダイニングでのお食事や、アクティビティへの参加など、なるべくお部屋から出る機会を多くご用意させていただき、生活にメリハリをつけることで、日常の中で活動性を高めていただけるようにしています。
ニチイホームの考える介護予防
これからも、自分らしく。お元気な方も、介護が必要な方も、いまのからだをできるかぎり維持・改善していけるよう、様々なサポートを行っています。
- 心身機能の維持・改善
少しずつ元気に、回復を
疲れにくくなり、笑顔が増えました
- 生活機能の維持・向上
少しずつスムーズに、上手に
歩行が安定してきました
- 自己実現
いきいきと、その人らしい生活を
1人で洗面所に行けるようになりました
「日々の生活の質」を損なわないように、老化のサインを早い段階で捉え、介護予防をしていくことが大切です。
加齢とともにみられやすい特徴
- 運動不足
- 認知症
- 閉じこもり
- 低栄養
- 口腔機能低下
介護予防プログラム
- 運動機能の向上
- 認知症予防・支援
- 閉じこもり予防
- 栄養改善
- 口腔機能の向上
- 日々の介護予防体操やマシントレーニング、専門職によるリハビリなど
- メリハリと刺激のある生活
ホールでのお食事・アクティビティへの参加を通じ、スタッフや他のお客様と交流 - 栄養バランスの良いお食事
- 口腔体操や訪問歯科によるサポート
ニチイホームの取り組み
認知症ケアは正しい知識と理解から。
ニチイホームでは、介護スタッフを対象に、通常の社内研修に加えて、「認知症サポーター養成講座」の受講を推進しています。認知症サポーターとは、認知症を正しく理解し、認知症の人や家族を温かく見守る応援者のことで、地域包括支援センターなどが中心となり、各地域で養成講座が行われており、ニチイホームを会場として開催されることもあります。
認知症のお客様の理解者となり、心から信頼していただけるよう、日常生活をサポートさせていただきます。