理学療法士・作業療法士によるリハビリ
一部ホームでは、理学療法士・作業療法士の専門的な立場から、お客様の状態を評価しQOLの向上を考えるリハビリテーションを行っています。
QOL(生活の質)の向上を考えるリハビリテーション
ニチイホームでは、理学療法士(PT)・作業療法士(OT)による、「QOL(生活の質)の向上を考えるリハビリテーション」の導入を順次進めています。
「QOL(生活の質)の向上を考えるリハビリテーション」とは、お客様の現在できることを定期的に評価し、動きやすい動作方法や環境設定、福祉用具などもご提案します。
集団リハビリテーション
目的ごとにグループに分かれて集団訓練を行います。
「立ち上がり能力維持・向上」グループ
普段は車椅子を利用し、自ら立ち上がる機会が少ない日常動作の介護を必要とするお客様を対象に、平行棒などを使用した立ち上がり訓練、座った状態での体操、車椅子自走訓練などを行います。
「立位バランス能力維持」グループ
普段は車椅子を利用し、椅子やベッドへの乗り移りは介護スタッフの見守りがあれば可能なお客様を対象に、乗り移り動作の安定性維持を目的として、平行棒などを使用した歩行訓練、座った状態での筋力強化訓練、重心移動訓練、歩行訓練などを行います。
「歩行能力維持、立位バランスの向上」グループ
普段は介護スタッフによる見守りがあれば歩行が可能なお客様を対象に、今後も歩行能力を維持していただくことを目的として、立った状態でのバランス訓練、座った状態での筋力強化訓練、重心移動訓練などを行います。
「立位バランス能力維持・向上」グループ
自立歩行が可能なお客様を対象に、今後もバランス能力を維持していただくことを目的として、立った状態での静的・動的なバランス訓練、座った状態での筋力強化訓練などを行います。
いずれのグループも、理学療法士または作業療法士と介護予防運動指導員を中心とした介護スタッフが定期的に情報交換をし、評価の結果を踏まえて、より良いプランを提案します。
- ※内容はホームにより若干異なります。
個別リハビリテーション
集団リハビリテーションでは対応できない場合や、集中的な訓練を行った方が効果的なお客様を対象に、ご家族様の希望を考慮しながらリハビリテーションを個別に行います。3ヶ月ごとに能力の評価を行い、結果を踏まえて見直しを行います。頻度と内容は、お客様の状態により異なります。(立位バランス訓練、屋外歩行訓練、筋力強化訓練、拘縮予防のためのストレッチなど)